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よだ形成外科クリニック院長  依田 拓之

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脂肪吸引(チュームセント法)/太もも内側・前面・膝周囲を吸引

脂肪吸引はただ吸引管を挿入して引けば取れるというものではありません。脂肪は柔らかいし、血管もあります。
そのため、チュームセント液という血管を収縮させて出血を極力おさえる方法で手術を行っています。
吸引のイメージは深いところから浅いところへ層を意識して脂肪を取り去っていきます。皮膚表面に近くなればなるほど、細い吸引管で凸凹にならないよう丁寧に取り去っていきます。
そのため、脂肪吸引は丁寧にかつ安全に行うと手術時間がかかるものです。私の場合、手術時間が4時間を超さない程度で行える範囲が安全な脂肪吸引の目安と考えています。
特に太ももの場合、表と裏まで行うと長時間になるのみならず、全周の脂肪吸引は血行障害のリスクもあるため、表をまず行い、その後期間をあけて後面の脂肪吸引を行います。
安全にそして良い結果を得ることが特に脂肪吸引の場合とても大事なことだと考えております。

豊胸術

豊胸術はバッグを挿入するのが安全かつ確実と始めに申し上げておきます。なぜでしょうか?
女性の乳房で注意する点は「乳癌」です。
乳房にヒアルロン酸でも脂肪でも乳腺や乳腺付近に注入をすると、しこりが出現することがあります。
しこりは乳癌の鑑別を難しくさせます。
ゆえに、脂肪やヒアルロン酸注入による豊胸は、私は行いませんし、おすすめもしません。

豊胸術の経過を良くするこつは、信頼あるバッグを使用する、出血を少なく、剥離範囲は必要な分だけということがまず前提にあります。
当院では、FDA(アメリカの厚労省)認可のバイオセルバッグが信頼性が高い為、使用しています。質感も問題有りません。
ワキから、乳房下からという2つの挿入位置がありますが、メリット・デメリットがそれぞれありますのでよく術者と検討されることをおすすめします。

鼻翼縮小術

小鼻の縮小は私の持論ですと、しっかりと外の皮膚(鼻翼)を切除しなくては変化しないと考えています。
内側法や糸で引き寄せる方法は一時的な効果しかないと思います。
外側を切除した場合、キズが目立ちにくくなる工夫や縫合法も必要です。形成外科のテクニックがここで応用されていきます。
小鼻の形は何種類かに分類されます。そのタイプによっては鼻翼縮小術はお薦めしない場合もありますので診察がとても重要といえるでしょう。

埋没法(二重埋没4点留め)

埋没法は、緩んでしまったり、元に戻ったり、腫れぼったいまぶたや高すぎる二重には不向きなこともありますが、キズがなく、よりナチュラルで、ダウンタイムが少ないのは大変魅力的でしょう。
私の場合は、内出血をなるべく起こさない麻酔方法、丁寧な糸の通し方、そして持ちの良い固定を心がけています。それらを行っても、内出血が生じたり、早期に糸が緩むことも起こります。
埋没法のどんな手術方法を用いても、緩むことはあるので、無理は禁物です。ものもらいのような事態も起こりえます。その時、対処が可能な方法を選んでいないと、リカバリーに苦労することもあります。
ですから、もし二重が緩んだら、いずれ全切開法を行った方がいいかもしれませんよとお話ししています。

内出血を少なくするには、術者の努力も当然ですが、手術を受ける患者さんは、なるべくまぶたに力を入れないことです。まぶたに力を入れると、まぶたの筋肉が緊張しているところに針が通るわけですから内出血の可能性が高くなります。術中は痛くないように麻酔してありますから、リラックスして下さいね。

全切開法

二重にするには、埋没法が、スタンダードのように語られていますが、利点と欠点があります。
埋没法は、手術時間も短く、腫れや内出血は想定内におさまることが多いのですが、
最大の欠点は二重が“はずれやすい”ということです。また、すべてのまぶたに行えないということです。
全切開法術は、まぶたの皮膚と皮下に手術によって折り目を作ることにより、ほぼ永久的な二重を作成できるという方法です。
ぱっちりとした大きな二重を希望の方や、皮膚が厚い方にも対応可能です。

目力のある眼〜全切開+隔膜内脂肪減量+挙筋腱膜前転術+目頭切開(Z形成術)

今回の症例は、眉骨が高く、そして皮膚、皮下の厚みが多いため、あまり開眼しすぎるときつい印象になるので、控えめの挙筋前転術を行いました
そして、あふれ出てくる隔膜内脂肪を減量し、目頭切開を行いました。

眼を大きくするのに、二重のラインを大きく取ると良さそうだと思われるかもしれませんが、
いたずらにラインのみ大きくすると眠く見える原因となります。眼が大きく見えるためのポイントは「白目と黒目の比率」です。
まず目頭切開を行うことで横方向に眼を大きくしていきます。
次に眼瞼下垂手術で行う挙筋腱膜前転術を行うことにより上方向に眼をより開けられるようにします。
目頭切開は術式によっては、やり過ぎると形だけでなくキズやくぼみが目立つこともあります。
私が行っている方法は、Z形成術の1つを行なっており、キズも目立ちにくく、ナチュラルに仕上がりやすい方法だと思います。
というのも、皮膚をほとんど取らないで皮弁を入れ替える方法だからなのだろうと分析しています。

下まぶたのタルミ取り・ハムラ法

目の下のふくらみ(目袋)は、出てきた脂肪をただ取り去るのはすすめておりません。
ボリュームを取り去るとかえって老けた印象になってしまいます。
このボリュームをうまく使っていくのがハムラ法です。
目袋の直下の頬にそのボリュームを移動させてナチュラルな輪郭を作っていきます。
眼輪筋と皮膚も外上方へ引き上げ固定しますので、若返り効果も得られます。
ダウンタイムは7日くらいでしょう。お化粧をしていただければ問題ないレベルとなることでしょう。
その後切開したキズは時間と共にほとんど分からなくなってきます。

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